「ツィゴイネルワイゼン」の映画美術監督・木村威夫さん死去
2010年3月25日 17:31

[映画.com ニュース] 「ツィゴイネルワイゼン」「サンダカン八番娼館 望郷」など、約240本の映画で美術を手がけた映画美術監督の木村威夫(きむら・たけお)さんが3月21日午前5時45分、関質症肺炎のため東京都内の病院で死去した。享年91歳。
1918年4月1日東京生まれ。16歳のときに、当時の舞台美術の第一人者・伊藤熹朔(きさく)氏に師事し、41年日活多摩川撮影所に入社。44年の大映作品「海の呼ぶ声」(伊賀山正徳監督)で美術監督デビューした。以降、新生日活、独立プロで活躍し、73年からフリーとなる。
特に鈴木清順監督との仕事で知られ、「肉体の門」「刺青一代」「けんかえれじぃ」「東京流れ者」「ツィゴイネルワイゼン」など代表作のほとんどを担当し、モダンかつ幻想的な世界観を表現。その一方で「サンダカン八番娼館 望郷」「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」「海と毒薬」などで組んだ熊井啓監督の作品では、リアリズムを追究し、高く評価された。
08年には、90歳にして「夢のまにまに」で長編映画監督デビューを果たし、世界最高齢での長編映画監督デビューとしてギネス世界記録に認定。昨年秋には長編監督第2作「黄金花 秘すれば花、死すれば蝶」を発表したばかりだった。葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く予定。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】GWにぜひ堪能してほしい特別な体験【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった】そして、この映画で人生がレベルアップする【息つく間もない“楽しさ”連続】
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】人類終了のお知らせ! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー