アジカン新曲CDジャケットで、中村祐介が「ソラニン」描き下ろし
2010年2月18日 05:04

[映画.com ニュース] 人気バンドのアジカンこと「ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)」が手がける、宮崎あおいの主演最新作「ソラニン」(三木孝浩監督)のタイトル曲のCDジャケットを、イラストレーターの中村祐介が描き下ろした。中村は、アジカンとのコラボレーションで知られる新進気鋭のクリエイターで、そのイラストが本邦初公開された。
映画「ソラニン」は、浅野いにおの同名コミックを映画化。主人公の芽衣子(宮崎)と彼氏の種田(高良健吾)の「2人の想いをつなぐ歌」として重要な楽曲となる「ソラニン」は、浅野による歌詞にアジカンが曲をつけて作られた。劇中では、芽衣子に扮する宮崎が、自身初挑戦となる歌とギターを披露しながら熱唱していることも話題。もともと原作ファンだったというアジカンは、「ソラニン」にインスパイアされた楽曲「ムスタング」を08年に発表しており、今回の映画には同曲をアレンジした「ムスタング(mix for 芽衣子)」をエンディングテーマとして提供している。
大阪在住の中村は、アジカンのボーカル・後藤正文からのオファーで、デビューアルバム「崩壊アンプリファー」のジャケットを描き下ろした。以降、全作品のCDジャケットを担当している。最近では森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」、石田衣良の「親指の恋人」など、ベストセラー作家の書籍カバーも手がけており、09年8月に発売された初作品集「Blue」は6万5000部を超えるヒットを記録。今回の「ソラニン」ジャケットイラストは、芽衣子や種田のほかギター、ウサギのキャラクターなど、「ソラニン」にちなんだモチーフで彩られており、まさに中村流の「ソラニン」ワールドが表現された一作といえるだろう。
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