米製作者組合賞は「ハート・ロッカー」!アカデミー賞で「アバター」を逆転か
2010年1月25日 18:14
[映画.com ニュース] 第21回アメリカ製作者組合(PGA)賞が1月24日発表され、イラク戦争を舞台に米軍の爆発物処理班の兵士たちを描いた戦争ドラマ「ハート・ロッカー」(プロデューサー:キャスリン・ビグロー、マーク・ボール、ニコラス・シャルティエ、グレッグ・シャピロ)がダリル・F・ザナック賞(プロデューサー・オブ・ザ・イヤー)に輝いた。
賞レースの前半で各種批評家協会賞を総なめにし、一躍アカデミー賞の本命に躍り出た「ハート・ロッカー」。しかし今年に入ってからは、今回のPGA賞に先立つ2つの重要な賞であるゴールデングローブ賞と米俳優組合賞で無冠に終わり、その勢いに水を差された感があったなかでの今回の受賞だ。過去の例を見ると、歴代のPGA受賞20作品のうち13作品が、そのままアカデミー作品賞を手中にしている。目下作品賞最有力の「アバター」をうっちゃってオスカーを手にできるか、大いに注目が集まる。
なお、アニメーション映画賞に「カールじいさんの空飛ぶ家」が、ドキュメンタリー映画賞には「The Cove」が選ばれた。