四十路迎える水野真紀、夫・後藤田正純議員との別居を否定

「聖マタイの召命」「果物かごを持つ少年」など、徹底した写実描写と明暗対比を用いた画法で多くの芸術家に影響を与えた一方で、庶民を宗教画のモデルにしたことでカトリック教会から非難を浴びるなど、38歳の若さでこの世を去ったカラバッジョの激動の生涯を描く。

現在同館では、カラバッジョを始め、ラファエロやボッティチェリといったルネサンスを代表する巨匠の作品を集めた「ボルゲーゼ美術館展」を開催中。水野は、「日本で宗教画というとちょっと引いてしまうけれど、時代背景や歴史を知ると考え方が変わると思います。映画に登場する絵も、カラバッジョのほとばしる情熱が筆先に現れているようで、すごく美しかったです」と感心していた。絵画全般に詳しい山田も、「カラバッジョの絵がそのまま動画になったような映画です。しかし、えらい迷惑な人なので友だちにはなりたくないですね」と本音をこぼすと、水野も「私もお付き合いはしたくないタイプです」と笑っていた。

今年40歳を迎える水野は、「いよいよ人生の後半戦なので、これからも自分が予想していなかった自分になっていきたいなと思います」と抱負を語った。昨年、夫で衆議院議員の後藤田正純氏との別居が報じられたことに関しては、「皆さんが想像しているようなことはありません。我が家は我が家のペースで前進しています」と一蹴した。

「カラヴァッジョ／天才画家の光と影」は東京テアトル配給で、2月13日より全国順次ロードショー。