山田洋次監督「おとうと」ベルリン映画祭クロージング作品に決定
2010年1月20日 08:43
[映画.com ニュース] 山田洋次監督の最新作「おとうと」が、第60回ベルリン国際映画祭(2月11~21日)の特別招待作品として、クロージング作品に決定した。同映画祭への参加は7度目となる山田監督は、「日本映画がクロージング・フィルムに選ばれるのは大変に珍しいと聞いています。とても名誉に思っています」とコメントを寄せた。
山田監督とベルリン国際映画祭の歴史は、1989年に行われた第39回で「ダウンタウンヒーローズ」がコンペティション部門に出品されたときまでさかのぼる。実に21年にわたる“付き合い”のなかで、木村拓哉主演作「武士の一分」がパノラマ部門オープニング作品と特別部門の2部門に選出されたことは記憶に新しいが、クロージング作品に選ばれるのは山田監督にとっても初の経験だ。
同作は、吉永小百合と笑福亭鶴瓶の主演作で、山田監督にとっては「十五才・学校IV」以来10年ぶりの現代劇。故市川崑監督が60年に発表した同名作にオマージュを捧げたもので、東京で真っ当に生きてきた姉と大阪で問題ばかり起こしてきた弟の再会と別れを通して、家族とは何か、別れとは何かを問いかける感動作だ。
ベルリン国際映画祭では、2月20日(現地時間)に上映予定。配給の松竹によれば、山田監督やキャストの参加は未定だという。
「おとうと」は、1月30日から全国で公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
芸能生活50年で“初”体験!
【無料】映画の面白さが何倍にもなる特別番組…貴重な瞬間を見逃すな!(提供:BS10 スターチャンネル)
ショウタイムセブン
【阿部寛がヤバすぎる】異常な主人公 VS イカれた爆弾テロ犯…衝撃のラスト6分、狂気の向こう側へ
提供:アスミック・エース
「アベンジャーズ」と関係するかもしれない“大事件”
【物語のカギは“日本”!?】このマーベル最新作は観るべきか、否か――?
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか?ショッキングな実話
提供:東和ピクチャーズ
次に観るべき“珠玉の衝撃作”
【余命わずかの親友から奇妙なお願い】「私が死ぬとき隣の部屋にいて」――魂に効く“最高傑作”更新
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【涙腺が危ない】切なすぎる物語…さらに脳がバグる映像美×極限の臨場感にド肝を抜かれる!
提供:ディズニー