仲里依紗主演「時をかける少女」ポスタービジュアル初公開
2009年12月19日 08:55
[映画.com ニュース] 筒井康隆の人気小説を仲里依紗主演で映画化した「時をかける少女」のポスタービジュアルが完成し、初公開された。昏睡状態に陥った母に代わってタイムスリップする役どころの仲が、強い意思を感じさせる眼差しで何かを一心に見つめる、シンプルながらもインパクトに残るデザインだ。
筒井が1967年に発表した同名小説が原作で、83年に大林宣彦監督、原田知世主演で映画化。その後も角川春樹監督が中本奈奈主演で97年にリメイクし、2006年には細田守監督が初のアニメ版を製作してロングランヒットを記録した。4度目の映画化で主演を務める仲は、細田版「時かけ」に主人公の声優として主演している。
今回は、安田成美が演じる原作の主人公の18歳になるひとり娘が、母に代わって初恋の人を探しに2010年から74年にタイムスリップ。そして、中尾明慶扮する映画監督志望の大学生の助力を得ながら奔走する姿を描く。
仲は、大学進学が決まった高校3年生という役どころ。母のために過去へと移動しようとするが、念じ間違えて予期せぬ年代へとタイムスリップしてしまうなど、おっちょこちょいな一面も垣間見させている。それでも、姉妹のように仲の良い母と交わした約束を守るために、後先考えずに時空のはざ間をかけ抜けようとするひたむきさが、制服姿で仁王立ちのポスターからもうかがえる。
「時をかける少女」はスタイルジャム配給で、2010年3月から全国で公開。