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マイケル・ムーア、労働組合会長とアツいエール交換

2009年12月3日 11:30

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上映中はメモをとるビジネスマンの姿も
上映中はメモをとるビジネスマンの姿も

[映画.com ニュース] 米国の資本主義の実情を告発した新作「キャピタリズム/マネーは踊る」を引っさげ来日中のマイケル・ムーア監督が12月2日、日本労働組合総連合会の古賀伸明会長とトークショーを行った。また、事業仕分けの“仕分け人”としてもおなじみの枝野幸男元政調会長も飛び入り参加。仕事の都合で途中退席となったが「鳩山総理も菅副総理も来たがっていた」と語っており、ムーア監督は国会でも注目の的のようだ。

銃制度や医療制度など米国が抱える問題に対し、“アポなし突撃取材”を敢行してきたムーア監督が、同作で取り上げたテーマは「お金」。08年のリーマン・ブラザーズの経営破綻が引き金となった世界恐慌を背景に、資本主義を痛烈批判したドキュメンタリーだ。

ムーア監督は、「世界各国、特に日本に対して警鐘を鳴らしたいと思ってつくった作品。“資本主義”という野獣を食い止めなければならない」と熱弁。終盤のルーズベルト大統領の演説が印象的だと指摘されると、「彼の部下たちは日本に渡り、医療保障や住宅や仕事の確保、組合に入る権利など憲法の作成を手伝った。当時、敵国だった日本に対する彼の寛大さに今も多くの人が涙しているが、同時に『今の自分たちにはその保障がない』という悲しさから泣いてしまう」と語った。さらに、「米国では、病院で保険に入ってないと告げると『アスピリン2錠飲んでください。ではお大事に』と追い払われてしまうんだ」と前作「シッコ」でも告発した医療制度の問題について言及した。

労働組合主催のイベントということで、会場を埋め尽くしたビジネスマンたちを前に、やや緊張気味のムーア監督。それでも、この日の対談のタイトル『ある愛の詩:私たち、これ以上は踊らない』について触れられると、たちまち笑顔に。古賀会長は、タイトル決定の経緯について「『A LOVE STORY』という原題にちなんでつけたもの。マネーゲームに踊らされず、持続可能なシステムをつくろうという監督のメッセージを感じた。我々も日本社会に対して改めて問い直したい」と訴えた。するとムーア監督も、「まさにそのとおりだよ! 資本主義者は労働者に対し、“愛”のかけらもない、そしていかにお金を“愛して”いるか。そんな皮肉を込めて『LOVE STORY』とつけたんだ。『マネーは踊る』よりそっちのサブタイトルの方が良いね。スタッフに非公式のタイトルが増えたことを伝えるよ。しかも労働組合の人がつくってくれたんだよってね(笑)」とノリノリ。日米のエール交換に会場は割れんばかりの拍手に包まれていた。

キャピタリズム/マネーは踊る」は12月5日公開。

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