小日向、鈴木京香ら「サイドウェイズ」初日をワインで乾杯
2009年10月31日 15:00
[映画.com ニュース] 第77回米アカデミー賞の脚色賞受賞作を日本映画として生まれ変わらせた「サイドウェイズ」が10月31日、全国200スクリーンで封切られ、主演の小日向文世、生瀬勝久、鈴木京香、菊地凛子、チェリン・グラック監督は、東京・台場のシネマメディアージュで舞台挨拶に立った。
小日向は、「『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』ではなく、こちらを選んでくれてありがとう。オリジナルよりも素晴らしい作品になったと思っています」と自画自賛。鈴木は、「公開を迎えてうれしいのと同時に寂しい気持ちもあります。この作品はまだボジョレー・ヌーボーのように若々しい味わいですが、DVDが発売されるころになったら熟成されて深みのある味になっているはず。末永く楽しんでください」とワイナリーめぐりをする作品のテーマに絡めてアピールした。
菊地は、主演4人のなかで最年少ということもあり「お兄ちゃん、お姉ちゃんの下で何をやっても許される状況ですごく楽しめた。プレッシャーを感じない、こういう現場がずっと続けばいいな」とボソリ。そして、「(ロケ地となった)ナパ・バレーは、ひとりでは2度と行きたくないけれど、みんなと一緒だったらまた行ってもいいかな」と語っていた。
添乗員感覚で監督を務めたというグラック監督は、「今日は脚本家(上杉隆之)の奥さんが作品を初めて目にする日。面白かったら夜ご飯のおかずの内容が変わるらしいので、盛り上げてください」と訴え、場内は拍手喝采だ。
また5人は、初日を祝って赤ワインで乾杯。ひとりだけ巨大グラスに注がれた赤ワインを手にした小日向は、「お客様は神様でーす!」と乾杯の合図をとり、終始ご機嫌の様子だった。