ウォンビン、5年ぶり復帰作で「忘れずにいてくれてありがとう」
2009年10月27日 21:32

[映画.com ニュース] 兵役と膝の怪我により芸能活動を休止していた韓国の人気俳優ウォンビンの5年ぶりの復帰作「母なる証明」の来日会見が10月27日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで開かれ、主演のキム・ヘジャ、ウォンビン、ポン・ジュノ監督が出席。25日に来日し、空港で200人のファンに出迎えられたというウォンビンは、「久しぶりの来日になったけれど、忘れずにいてくれてありがたく思います」と変わらぬ人気ぶりに表情をほころばせた。
同作は、「殺人の追憶」「グエムル/漢江の怪物」のポン監督の最新作。静かな田舎町で起こった女子高生殺人事件の容疑者として拘束された息子(ウォンビン)の無実を信じ、事件の真相解明に奔走する母親(キム)が、やがて極限状態に追い込まれていく姿を描くミステリーサスペンス。
ポン監督は、「キム・ヘジャ先生と一緒に映画を撮りたいと考えた結果、必然的に母をテーマにしたものになった」と、“韓国の母”と呼ばれるキムの存在が映画の出発点であったことを告白。そのキムは、狂おしいほどに息子を救おうと奮闘する母親を演じるにあたり、「手負いの獣の親のように、なんとしても子を守るために戦う母をイメージした。撮影中、私は一筋の光もない暗闇の中にいる気分だった」と撮影時の心境を明かした。ウォンビンは、「どうしたらそこまで母親を動かせる息子でいられるかを考え、常に母を不安にさせる息子を意識して演じた」と話した。名匠ポン監督との仕事については、「難しいシーンも気楽に演じられるよう仕向けてくれて、監督には驚くばかりでした」と振り返った。

3人は同日夜、新宿バルト9で行われたプレミア上映会の舞台挨拶にも参加した。「TOKYO!/シェイキング東京」でポン監督とタッグを組んだ香川照之と、韓国との文化交流に注力する鳩山幸首相夫人が花束贈呈に来場。香川は、「次回作は母と子の物語になると聞いていたが、まさかここまで恐ろしい作品になるとは。悔しいけれど今年ナンバーワンの作品」と手放しで絶賛。鳩山夫人も、「すごく重く、考えさせられる。母親ってやっぱりそうなんだなと思わされる作品です」と語った。
「母なる証明」はビターズ・エンド配給で、10月31日から全国で公開。
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