中谷美紀、体調不良でイベント途中降板 広末には「どこまでもついていく」
2009年10月22日 19:14

[映画.com ニュース] 生誕100年を迎えた作家・松本清張の代表作を映画化した「ゼロの焦点」が10月22日、第22回東京国際映画祭の特別招待作品として初披露され、会場の六本木ヒルズで主演の広末涼子、中谷美紀、監督の犬童一心らが会見を行った。
昭和32年、失踪した夫を探す主人公・禎子(広末)の周囲で連続殺人事件が発生し、その謎が解き明かされる過程で、戦後復興期という激動の時代に生きる人々の苦悩が描き出されていく。
広末、中谷、木村多江という3大女優の共演が最大の話題。実はサスペンスやミステリーが苦手で出演に迷ったという広末は、「中谷さんのキャスティングが決まっていたことが、背中を大きく押してくれました」と告白。「10代のころに少し共演したことはありますが、今回のように対峙した芝居がしたかった。(現場では)中谷さんの前に立つだけで私の役も成立して、ずっと中谷さんにゆだねっきりでした」と撮影を振り返った。
そう言われた中谷も、「天才肌でうらやましい」と広末を絶賛。「集中力がすごくて、一瞬で切り替わる。広末さんの目を見ていれば、私の感情が引き出される。本当に安心して一緒に芝居ができる女優さんで、どこまでもついていきます」と、にこやかに話した。

そんな和やかな雰囲気の会見後、会場を移して舞台挨拶も行われたが、終盤で中谷に突然の異変。司会者からの質問に応じていた中谷は、突然コメントを中断し「いま貧血気味のようで、さっきから体調悪くて……」と、苦しそうな顔で体調不良を訴えた。少しうつむき加減に腹部を押さえるような仕草も見せ、「プロとしてあるまじきことで申し訳ありません」と頭を下げたが、そのまま舞台挨拶を途中降板。広末らは中谷を欠いた状態でフォトセッションに応じ、イベントは終了となった。
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