「ワイルド・スピード」のポール・ウォーカーは日産車の大ファン
2009年10月9日 17:58
[映画.com ニュース] 「ワイルド・スピード」シリーズとしては実に8年ぶりに、ビン・ディーゼルらオリジナルキャストが再結集。最新作「ワイルド・スピードMAX」公開を前に、シリーズのもう1人の「顔」である潜入捜査官ブライアンを演じたポール・ウォーカーに話を聞いた。
ウォーカーは、「断る理由なんかなかったよね。今回が、オリジナルのメンバーが戻ってくる“真の続編”なんだから」と出演を決めたポイントを語った。自他ともに認めるカーマニアでもあるウォーカー自身が、今回もまた危険なカーアクションにチャレンジしている。
「自分に対して『どこまでやれるのか?』だから。たとえば『車をスライドさせてカメラ前10フィート(約3メートル)に止めてくれ』と言われるとする。それって俺にとっては5フィートって意味。テイクが進むにつれて、5フィートが2.5フィートになり……って、やっぱり危なかったよな(笑)」
そんな生粋の車好きの顔は、ブライアンが潜入捜査で使用する車を選ぶシーンにも見て取れる。自分なら何を選ぶ?と話を向けると、「よくそんなところ見ているなあ……」と苦笑い。それでも、「今度発売される新しいポルシェ911(997.5)のGTがすごいんだよ。これは絶対手に入れるな。それに、シルビアのS15、あとはやっぱりスカイラインGT-Rだね。オレ自身が日産車の大ファンだから、ブライアンも日産車乗りになったんだ」と、悩みながらも3台を挙げてくれた。
そして物語では、第1作で兄弟愛にも似た友情を築きながらも別離したブライアンとドミニク(ビン・ディーゼル)が、麻薬王ブラガを追い詰めるために共闘を果たす。来日中は別行動、ツーショット取材もNGと、ディーゼルとは不仲説もささやかれているが……。
「俺はカリフォルニア生まれで、ヤツはニューヨークっ子。生活スタイルも仕事に対するスタイルもまったく違う。まさにミステリーだよ(笑)。そんな僕らがどうしてウマが合うのかは分らないけど、お互いが面白がって人間観察し合っている感じはある。この関係は壊したくないね」
「ワイルド・スピードMAX」は10月9日に全国で公開。