オダギリジョー、「人形への偏見なくなった」。「空気人形」ティーチイン
2009年9月25日 12:00

[映画.com ニュース] 業田良家の「ゴーダ哲学堂 空気人形」を、「誰も知らない」の是枝裕和監督が韓国の人気女優ペ・ドゥナを主演に迎えて映画化した「空気人形」(9月26日公開)。9月24日、東京・六本木のアスミック・エース試写室にて、是枝監督と人形師役を演じたオダギリジョーが監督の母校・早稲田大学の学生とティーチインを行った。
映画は、心を持った空気人形ののぞみが持ち主の留守中に街へ繰り出し、レンタルビデオ店の青年に恋をしてしまうというラブ・ファンタジー。
オダギリは映画監督や脚本家志望の学生たちに、「もともと僕は監督志望だったのでうらやましい。是枝監督は役者やスタッフに対する気づかいがすごくて、怒ったところを見たことがないです。監督はとにかく役者をじーっと見るので、監督志望の方はとりあえず芝居をじーっと見てください」とアドバイス。監督も、「現場の空気を読むのが監督の仕事だからもちろん空気を読むけれど、世間一般に言う『空気を読む』は同調圧力だと思うので、それには抵抗していきたいです」と話した。
リアルドール職人を演じたオダギリは、「初めて監督にカタログで人形を見せてもらったとき、ひとつ買ってみようかと思ったんです(笑)。だけど実際に工場に行って人形たちを見たら、面白半分で持っていたドールへの偏見がなくなって、軽い気持ちでは買えなくなりました」と撮影前のエピソードを明かした。
また、是枝監督が「現在お金のかかる企画を練っているのですが、もし誰か僕に10億円くらいポンとくれたら、再びオダギリさんとのコラボレーションが実現します」と話すと、オダギリも「ぜひ参加したいです」と意欲をみせ、次回作での2人のタッグをほのめかした。
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