ピクサー「ウォーリー」が、SF界の権威ヒューゴー賞を獲得
2009年8月18日 12:00
[映画.com ニュース] アメリカSF界のもっとも権威ある賞であるヒューゴー賞が発表され、アンドリュー・スタントン&ピート・ドクター原案、A・スタントン&ジム・リアドン脚本のピクサー・アニメーション「ウォーリー」が同賞長編映画部門に輝いた。
ヒューゴー賞は、米SF界の功労者であるヒューゴー・ガーンズバックにちなんで1953年に創設されたSF賞。アメリカSFファンタジー作家協会が選ぶネビラ賞と並んでもっとも有名なSF賞で、毎年世界SF大会(ワールドコン)にてヒューゴー賞受賞式が行われる。今年の世界SF大会は、カナダ・ケベック州モントリオールにて8月6~10日に開催された。
今年は「ダークナイト」「アイアンマン」「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」といったファンタジー色が強いライバル作品が多かった。2カ月前に発表されたSFファンタジー&ホラー映画アカデミーが選ぶサターン賞では、「ウォーリー」はアニメーション映画賞を受賞したが、「アイアンマン」が最高賞であるSF映画賞と主演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、監督賞(ジョン・ファブロー)の3部門を受賞。また、「ダークナイト」がアクション/アドベンチャー/スリラー映画賞と助演男優賞(ヒース・レジャー)、脚本賞(クリストファー&ジョナサン・ノーラン)、音楽賞(ハンス・ジマー&ジェームズ・ニュートン・ハワード)、特殊効果賞の最多5部門を受賞していた。
「ウォーリー」
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