オール日本人キャストの米映画がLA短編映画祭でグランプリ!オスカー候補に!?
2009年8月4日 12:00

[映画.com ニュース] 米カリフォルニア州ウエストハリウッドで7月23日~31日に開催されていたショートフィルム映画祭「LA SHORTS FEST 2009」で、全編セリフが日本語で、全出演者が日本人という異色のアメリカ映画「八人目の侍(The 8th Samurai)」がグランプリ(Best of Fest)を受賞。同時に来年2月に発表されるアカデミー実写短編映画賞のノミネート対象資格を早々と獲得し、オスカー最右翼へと躍り出た。
「八人目の侍(The 8th Samurai)」は、米AFIの学生であるジャスティン・アンブロシーノ監督の短編作品。黒澤明監督の「七人の侍」をモチーフに、もしも8人目のキャストが存在していたらという大胆な設定を描き、南州という俳優の苦悩をすくい取った作品だ。
主演の南州役は、クリント・イーストウッド監督作「硫黄島からの手紙」でバロン西の部下である大久保中尉役が印象的だった尾崎英二郎で、彼は「ラスト・サムライ」や「HEROES/ヒーローズ」でもおなじみの米ロサンゼルスを拠点に活躍する日本人俳優だ。他にも、松崎悠希、渡辺広、山口貴史、志摩明子など「硫黄島からの手紙」の日本人キャストが多数出演している。
この映画祭は例年1万5000人以上を動員すると言われるアカデミー賞公認の世界最大の短編映画祭。過去に受賞した33作品のうち、11本がオスカー像を獲得。昨年、同映画祭アニメ部門賞を受賞した加藤久仁生監督の「つみきのいえ」が、これをステップにアカデミー短編アニメ賞を獲得している。
23日のオープニングナイトでは、特別招待作品としてスカーレット・ヨハンソン初監督作「These Vagabond Shoes」(ケビン・ベーコン主演)と、コートニー・コックス初監督作「The Money Before Thanksgiving」がプレミア上映された。「八人目の侍」は、ザッカリー・クイントやレナ・へディの出演作やデミ・ムーア監督作品などを含む全280本の頂点に立った。今年7月、第23回福岡アジア映画祭2009で上映された同作は、10月の第4回札幌国際短編映画祭にて上映される予定だ。
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