「おくりびと」オスカー効果で大ヒット。ランキング首位奪取!
2009年3月2日 12:00

[映画.com ニュース] 日本映画として初めてアカデミー外国語映画賞を受賞した「おくりびと」が、公開25週目にして初の興行ランキング第1位を獲得した。
昨年9月13日に全国220スクリーンで公開された際は、2日間の観客動員が19万6945人、興行収入2億3176万3400円で、ランキングは初登場第5位。公開5週目に第3位を記録したのが最高で、公開9週目以降はトップ10圏外に姿を消していた。
しかし、1月22日(米時間)にアカデミー外国語映画賞部門にノミネートされてからは、怒涛の巻き返し。ノミネート発表直後の週末(土日)ランキングで、第14位まで浮上。2月20日に日本アカデミー賞で10部門を独占すると、公開24週目で再度トップ10入り(8位)を達成した。
そして、2月22日(米時間)にアカデミー外国語映画賞受賞、日本中が沸いた先週末2日間の成績は、全国189スクリーンで動員29万9495人、興行収入3億2051万7100円というもので、公開25週目にして初めてランキングのトップに立った。極めて異例の現象である。
「おくりびと」のこの勢いが、いつまで続くか。今週末は「ジェネラル・ルージュの凱旋」(中村義洋監督)、「ヤッターマン」(三池崇史監督)、「映画ドラえもん/新・のび太の宇宙開拓史」などのライバル作品の公開が控えている。
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