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トム・クルーズ、クローネンバーグ監督のスパイ映画に参戦

2009年2月16日 12:00

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新たなヒットシリーズが欲しい!
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[映画.com ニュース] 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「イースタン・プロミス」の鬼才デビッド・クローネンバーグ監督がメガホンを取る、ロバート・ラドラム原作のポリティカルスリラー「マタレーズ暗殺集団」に、新たな大物スターが決まりそうだ。

同作は、“ジェイソン・ボーン”シリーズの原作者として知られるラドラムによる別のスパイ小説(角川文庫)が原作で、争奪戦の末、映画化権を米MGMが獲得したビッグプロジェクト。もともとは宿敵同士だった米ソの2人のスパイが、謎の暗殺集団マタレーズと戦うために手を組むというストーリーで、すでにアメリカ側CIAのエージェント、ブランドン・スコフィールド役にはデンゼル・ワシントンが決定。「ウォンテッド」の脚本家コンビ、マイケル・ブラントデレク・ハースが脚色を担当。「トランスフォーマー」のロレンツォ・ディ・ボナベンチュラと、「25時」のニック・ウェクスラーらがプロデュースする。

米バラエティ誌によると、ワシントンの相手役のKGBエージェント、ワシーリー・タレニエコフ役として、「ミッション:インポッシブル」シリーズのイーサン・ハントでおなじみのトム・クルーズが最終交渉に入っているという。年内に製作に入り、2010年全米公開予定。ちなみに、MGMはクルーズが経営陣のひとりである製作会社ユナイテッド・アーティスツ(UA)の親会社だ。

また、「マタレーズ暗殺集団」には「マタレーズ最終戦争」という続編がある。まだMGMはその続編の権利は取得していないというが、全世界で10億ドル近くを稼ぎ出したユニバーサルの“ジェイソン・ボーン”3部作を念頭におき、当然シリーズ化されるものと思われる。

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