スピルバーグ率いるドリームワークスがディズニーと正式に提携
2009年2月12日 12:00
[映画.com ニュース] ウォルト・ディズニー・スタジオが、スティーブン・スピルバーグ監督率いる映画製作会社ドリームワークスとの映画配給をめぐり、2月9日ついに正式に合意に至った。8日にウォールストリート・ジャーナル紙が報じた通りの内容となった。
パラマウント・ピクチャーズ傘下にあったドリームワークスがインドのメディア企業リランアンス・ビッグ・エンターテインメントの資金提供を得ることになり、パラマウントからの独立を発表したのは昨年10月のこと。新たな資金提供先としてスピルバーグ監督の“古巣”ユニバーサル・ピクチャーズが配給を請け負うことで契約したと発表されたが、先週にはこれが破談となり、代わりにディズニーと契約が結ばれた。
これにより、ドリームワークス作品は、2010年以降の5年間で最低30本が、ディズニー傘下の大人向けレーベルであるタッチストーン・ピクチャーズから配給されることになり(インドを除く)、同社は配給手数料10%をディズニーに支払うという。
スピルバーグ監督がディズニーと組んだことで、気になるのは、ユニバーサル・スタジオの「ジョーズ」「E.T.」「ジュラシック・パーク」といったアトラクションがどうなるかだが、すぐさまディズニーのテーマパークへ移行されることはないという。というのも、LAウィークリー紙のコラムリスト、ニッキ・ファンケの記事によると、ユニバーサル・スタジオが開園した20年前から、そのライセンス料として、同園の収入の2%を受け取る契約を結んでおり、現在その金額は、3000万~5000万ドルにものぼっているという。どうやら、ドリームワークスとユニバーサルが決裂した原因の一つに、ユニバーサル側が同園の契約料の見直しを迫ったことがあったようなのだ。
スピルバーグはこの“打ち出の小槌”を手放すことはないというのが大方の見方だが、ユニバーサル・スタジオで計画中の「トランスフォーマー」のアトラクションが、無事完成するのか、予断を許さない状況になってきた。
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

あなたがまだ出合っていない“人生の1本”
“生涯ベスト”の絶賛!笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)