「グリーン・ホーネット」企画は生きていた。アダム・サンドラー出演の噂も?
2009年1月30日 12:00
[映画.com ニュース] 先週閉幕したサンダンス映画祭でプロジェクト自体の存続に疑問符が投げかけられた、ソニー・ピクチャーズ製作の「グリーン・ホーネット」に関し、同作の主演俳優で脚本も担当するセス・ローゲンが、そのニュースを配信した米HitFixにコンタクトを取り、「(ソニーの重役陣が)『ホーネット』を製作する決意は変わらない。数週間以内に新たな映画監督が雇われるだろう」と、企画消滅の噂を完全否定した。ローゲンによると、自分で主演と脚本執筆を担当するが、プロデュースはしないという。
同作に関してはまた、すでに降板したと見られていたチャウ・シンチーが依然としてカトー役(60年代のTV版でブルース・リーが演じたカンフーの達人)の第一候補であると、米ニュースサイトAICNなどが伝えており、諸説フンプン。
また、米ロサンゼルス・タイムズ紙の記者は同紙ブログHero Complexの中で異説を唱えている。デイリー・センチネル新聞の若き社長ブリット・リード役に関して、ローゲンを諦め、すでにアダム・サンドラーに白羽の矢を立てているという。
特撮工房ILMのスタッフと会食した記者は、チャウ・シンチーが監督を降板した理由について語り合ったそうだ。“芸術性の違い”と発表されているその真相は、全編アクションの映画を目指すスタジオの意に反し、シンチーはコメディ色を強くしようとして降ろされたというのだ。だが、カトー役については、彼しかいないという点で製作側の意見は一致しているとのこと。
脚本家も務める主役ローゲンに関して、同紙記者は別の映画関係者2名から、ブリット・リード役をアダム・サンドラーに変更するという証言も聞いたそうだ。ところが同紙記者は、サンドラーとローゲンは、ジャド・アパトウ監督・脚本のコメディ「ファニー・ピープル」(09年7月全米公開)で共演する仲で、主役交代があるとはにわかに信じがたいと記事を結んでいるのだが……。
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