ブラピ、3年ぶりの来日。「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」会見
2009年1月29日 12:00

[映画.com ニュース] 本年度アカデミー賞で最多13部門のノミネートを受けた話題作「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」の来日記者会見が、1月28日、東京・六本木のグランドハイアット東京で行われ、主演のブラッド・ピットとデビッド・フィンチャー監督が出席した。会見場には約700人の報道陣が詰めかけ、相変わらずのブラピ人気を見せつけた。
本作は、F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を、「フォレスト・ガンプ/一期一会」の名脚本家エリック・ロスが脚色した年代記。80代の年老いた姿で産まれ、年齢を重ねるごとに若返っていく男の奇妙な人生が、数々の出会いと別れを通して描かれる。
映画のPRでは3年2カ月ぶりの来日となるピット。年代を追うごとに肉体が若くなっていく難役について「この映画がこれだけの成功を収めたのは、初恋や、愛する人との死別など、誰もが経験することをシンプルに、正直に、そしてオープンに語っているから。こういった中で演技することは特に難しいことではなく、むしろ我々が普遍的に共有する人生の段階を訪れることがとても楽しかった。これだけ楽しんで演技するというのは非常に稀な体験」と振り返った。
撮影に2年、デジタル特殊効果には3年も費やしたというフィンチャー監督も、「ブラッドとキャラクターについて十分に時間をかけて話すことが出来たことが良かった。年齢で演出を決めつけるのではなく、柔軟な発想でベンジャミンというキャラクターを作ることが出来た。この功績はブラッドの努力のおかげ」と振り返り、「セブン」「ファイト・クラブ」に続いて3度目のタッグを組んだ盟友を褒め讃えた。
また、作品賞、監督賞、主演男優賞を含む最多13部門にノミネートされているアカデミー賞については「このノミネーションは演技、音楽、撮影、脚色、そして演出、あらゆるレベルで成果を上げた結果」(ピット)、「クルーとはお互い肩を叩いて讃え合ったが、それ以上に特別な気持ちはない。もともと映画と映画を比較するということは奇妙なことだと思っている」(フィンチャー)と、ともに冷静な様子だった。
ピットはパートナーのアンジェリーナ・ジョリーと6人の子供を連れて来日したが、ジョリーはこの日の会見には姿を見せなかった。最後にピットは、「大人が楽しめる場所、子供が楽しめる場所、そして家族みなで楽しめる場所があったら教えて欲しい」と報道陣に逆質問。作品に対する自信からか余裕たっぷりのリラックスした表情で会見を締めくくった。
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