名優スティーブ・マックイーンの伝記映画製作へ
2009年1月16日 12:00
[映画.com ニュース] 「荒野の七人」「大脱走」で知られるハリウッドを代表する映画スター、故スティーブ・マックイーンの伝記映画が製作されることになりそうだ。米バラエティ誌が報じている。
昨年10月に出版されたマックイーンの伝記本「Steve McQueen: Portrait of an American Rebel」(マーシャル・テリル著)の映画化権を、プロデューサーのマイケル・セレンジー(「その土曜日、7時58分」)とクリスティン・ピータース(「10日間で男を上手にフル方法」)が獲得したもので、マックイーンの未亡人バーバラ・ミンティの協力のもと製作されるという。
同作では、56年の「傷だらけの栄光」で映画デビューしたのち、男も惚れる格好よさでハリウッド随一の男性スターとなったマックイーンのキャリアを中心に、レーシングカーやバイク、ドラッグへの傾倒、「ゲッタウェイ」で共演したアリ・マッグローを含む3人の妻との関係、そして晩年の肺ガンとの闘いなどが描かれる。マックイーンは、闘病の末80年に50歳の若さで亡くなった。
プロデューサー陣はすでに監督候補との交渉に入っているようだが、やはり気になるのはマックイーン役の俳優だろう。とりあえず、今回のニュースを伝える各種映画サイトにファンから寄せられたコメントを見るかぎり、現ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグが最適という声が多いようだ。