アニメ映画「バシールとワルツを」監督、スタニスワフ・レムの小説を映画化
2008年12月24日 12:00
[映画.com ニュース] 今年のカンヌ国際映画祭で絶賛され、東京フィルメックス・コンペティション部門の最優秀作品賞受賞、ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネートなど、話題のイスラエルの戦争アニメ映画「バシールとワルツを」のアリ・フォルマン監督が、ポーランドのSF作家スタニスワフ・レムの短編小説を映画化することになった。
米ハリウッド・レポーター誌が報じたところによると、フォルマン監督が映画化権を獲得したのは、レム71年の作品「泰平ヨンの未来学会議(The Futurological Congress)」。自ら脚色にあたり、実写とアニメーションを融合させた作品にするという。
「泰平ヨンの未来学会議」は、「泰平ヨン」を主人公にしたシリーズ中の1作で、豊かで幸福感に満ちた近未来が舞台。ところがその“楽園”のような状態は、実は幻覚剤によってもたらされた人々の幻覚だった、というストーリー。
レムは、アンドレイ・タルコフスキー監督作「惑星ソラリス」(72)とスティーブン・ソダーバーグ監督作「ソラリス」(02)の原作者としても知られる。この「未来学会議」は、リドリー・スコット監督作「ブレードランナー」(82)の原作となったアメリカ人SF作家フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」としばしば比較される作品でもある。
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ