惑星ソラリス

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解説

ロシアの名匠アンドレイ・タルコフスキーが、ポーランドの作家スタニスワフ・レムの代表作「ソラリスの陽のもとに」を映画化した傑作SF。未知の生命体と接触し極限状態に置かれた人間の心理を独特な映像表現で描き、1972年・第25回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。海と雲に覆われ、生物の存在が確認されていない惑星ソラリス。科学者たちはソラリスの海に理性があると考え接触を図るが、失敗に終わる。宇宙ステーションは謎の混乱に陥り、地球との通信が途絶えてしまう。心理学者クリスが原因究明のため送り込まれるが、友人の物理学者は既に自殺しており、残る2人の科学者も怯えきっていた。やがてクリスの前に、数年前に自殺した妻が姿を現す。

1972年製作/165分/ソ連
原題:Solaris
配給:日本海映画

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映画レビュー

4.5心を揺さぶられるSF映画の傑作。

2021年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

美しい水面に揺れる水草、バックに流れるシンセサイザーによるバッハのクラッシック。オープニングから心を奪われる。
静かなトーンで語られる本作は、全編そのBGMのごとく物悲しさで溢れている。

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レプリカント

5.0心の深淵、ソラリス

柴左近さん
2020年9月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

難しい

“Beware that, when fighting monsters, you yourself do not become a monster… for when you gaze long into the abyss. The abyss gazes also into you.”
怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

上記したのは、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの「善悪の彼岸」に記されている言葉である。

この「惑星ソラリス」は、スタニスワフ・レムが書いた小説が原作としているが、あくまで「枠物語」として利用したとするタルコフスキー監督。
小説を未読なのでこのあくまでこの映画でのソラリスの描かれ方に関しての解釈しかできないが、ソラリスと人間の交流を図るというのは、「自分の心の中を覗きこむ」という行為に近いことなのではないかと思った。心の中は宇宙と同じで、暗く、どこまでも続いている。

人間は幸せな状態の時、「人生とは何か」「自分とは何か」「愛とは何か」という問題に関心を向けない。逆に言うと、関心を持たなければそもそも問題が生じない。しかしそれが正解で、純粋な生きももの在り方なのである。

しかし人間は悲しみ、悩む生物だ。すると考えなくていいことをつい考えるようになる。すると出口の無い心の迷宮に迷いこみ、答えの無い問題と向き合うことになる。「これは病んでいる人」が行う行為だ。

劇中出てくる人物たちは、皆心を病んでいるように見える。しかし、これは宇宙ステーションにいない私たち視聴者も、充分になり得る状態なのである。

こういう哲学を感じるSFは個人的に大好きなので、始終楽しく観れた。睡魔に何度も襲われたのも事実だけど。

ゆったりとした美しい映像を観るのは小説を読んでいる感覚に似ていて心地いい。
東京の高速道路のシーンが結構ガッツリあって、それが妙にSFの雰囲気に合っていて面白かった。

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柴左近

3.5"ソラリスの海"

2020年5月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

知的

綺麗な森の木々、佇む家などタルコフスキーの美的センスがピカイチかと思いきや、SF描写が陳腐で基地内のディテールに古臭さを感じてしまい63年の「イカリエ-XB1」と比べると美術的な部分に残念さが。

東京?首都高?何故に日本の道路を走っているのか?しかも、そのシーンが長く続く。

タルコフスキーは小難しいイメージが大で原作すら知らないが、物語の世界観にすんなり入れて興味深く飽きずに観れたのも束の間、ラストの意味ありげな終わり方に理解出来ない自分。

タルコフスキーが撮った"B級SF映画"何て言ったら、有識者に怒られてしまうカナ!?

科学者二人は明解な答えを一切出さない感じで若干、イライラさせられたり、、、しませんか?

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万年 東一

4.0未知の存在=神=自分の深層心理、との付き合い方

2019年11月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

怖い

知的

難しい

「サクリファイス」以来10年ぶりに鑑賞したタルコフスキー作品。終始徹底されたスローテンポと不吉な雰囲気が印象的な作品。そのテンポと雰囲気に眠気を誘われるが、独特な世界観が本当に素晴らしい。ウトウトしながらも所々にあるハッとするような映像美と哲学的な会話にグッと引き込まれ最後まで寝落ちせずにエスコートされた。スナウトの誕生日のシーン、最後のクリスとスナウトの会話は特に面白く哲学的で興味深かった。マイナスイオンさえ感じる深い自然の景色と独特な冷たい空気感を醸し出す映像美も深く印象に残る。

念願の劇場にて2度目の鑑賞。映像、音響、テンポ、こんなにも眠くなる演出はそうそう無い。タルコフスキー監督は意図的に眠くなるような演出をしているのだけれども、こんなにも眠気を誘う演出を出来ることに心底驚く。そういった面でもやはり天才は凄い。そしてこのように鑑賞者を眠くさせといた上で、劇中で睡眠についての会話に結びつけるのだから、もう天才としか言いようがない。内容は2度目だがやはり難解。繊細なタルコフスキー監督の感受性の強さが滲み出ている。未知の存在=神=自分の深層心理(人間の脳は10%しか使われていない。この10%が意識として認識できるもの。あとの90%は無意識の領域。この領域に深層心理が隠れている。)との付き合い方。人間的な感情を捨てて未知の存在を科学的に解明しようと試みるサトリウス。反対に人間的な感情のままに未知の存在に飛び込むクリス。未知の存在=神=自分の深層心理、との付き合い方(探し出し、仲良くするか、邪険にするか、の対応)を誤れば、鬱病や神経症に化けて姿を表し、誤った生き方をしていることを警告してくれる(その警告は苦しいものではあるが、誰にとっても自分の自然体である深層心理からの警告は恵である。深層心理{自然}に背けば背く程ありのままの自分ではなくなり不幸せになる。)。それぞれがそれぞれのやり方で自分自身の唯一の神である深層心理を解明していく人生哲学。演出・内容共にモノ凄く思慮深くて繊細な作品。唯一無二の映像芸術。タルコフスキー監督の天賦の才に触れることが出来る。何度も観て理解を深めたいと鑑賞者の探究心までくすぐってくる天才の芸術。本当なら5点満点を付けたいところだが、自分自身の深層心理と同じく本作の真理も解明しきれてないので、満点との差を付けておく。自分自身の深層心理への理解が深まり精神レベル・人間レベルが上がるにつれて、本作の真理への理解も深まり満点に近づいていくと思われる。なので人生を通して節目節目で観て確認したい作品

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バンデラス
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