「グエムル」がハリウッド上陸。ゴア・バービンスキーがリメイク
2008年11月21日 12:00
[映画.com ニュース] ポン・ジュノ監督(「殺人の追憶」)が06年に発表した韓国製怪獣映画「グエムル/漢江の怪物」を、ハリウッドのユニバーサル・ピクチャーズがリメイクすることになり、その製作総指揮に「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズを大ヒットさせたゴア・バービンスキー監督が決まった。ヒットメイカーである彼は02年に、アジア映画のリメイク作品として「ザ・リング」を手がけて、成功させている。
だが、バービンスキーはメガホンを取らず、ナイキ、アディダス、リーバイスなどの斬新なCMで、米広告界に旋風を巻き起こしてきた映像作家フレドリック・ボンドが初の劇映画の監督に挑戦。また、今年のサンダンス映画祭で話題を呼んだサラ・ジェシカ・パーカーやエレン・ペイジ主演のコメディ「Smart People」(08)の脚本家マーク・ポワリエが脚色にあたるようだ。
映画監督としては未知数のボンド監督だが、ニューヨーク大学卒業後、写真家としてキャリアをスタートさせ、CMやPVを数多く手がけてきた人物。CM部門では米映画監督協会DGA賞に05年、08年の2度ノミネートされている。彼は今回の映画化に向け、「複数のジャンルの要素が合わさった内容の映画だと思う。僕はそうした映像感覚の似たスタイルでCMを過去数年間にわたって撮り続けてきた」と自信満々のコメントを発している。
オリジナル版「グエムル」は、韓国ソウルの漢江に現れた怪物によって娘を奪われたダメ親父とその家族が一丸となって怪物と立ち向かうというモンスター映画。その怪物は、在韓米軍基地から流出した化学物質で突然変異したミュータントという設定だった。今回のリメイクに関しては具体的なスケジュールが発表されていないが、怪物のクリーチャーデザインがどうなるのか、ハッピーエンドが好きなハリウッドが、あの驚きの結末をそのままにするのか、大いに気になるところだ。
なお、オリジナル版の続編で、ソウル市内を流れる清渓川(チョンゲチョン)を舞台に3年前の前日談として描かれる「グエムル2」(ニン・ハオ監督)も製作中で、09年公開予定。
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