綾瀬はるか&大沢たかおが仕込み杖で“ケーキ入刀”!「ICHI」初日
2008年10月27日 12:00
[映画.com ニュース] これまで故・勝新太郎や北野武が演じてきた「座頭市」を女性版として蘇えらせた話題作「ICHI」が10月25日に初日を迎え、主演の綾瀬はるか、大沢たかお、曽利文彦監督が、東京・有楽町のサロンパスルーブル丸の内にて舞台挨拶を行った。
時代劇初挑戦ながら本格的な殺陣をスタントなしでこなした綾瀬は、「盲目の役っだったので、相手を見て戦えない怖さがあり大変でした」と撮影時の苦労を明かした。また共演の大沢については、「大沢さんがクランクインしたら現場に爽やかな風が吹いて、すがすがしくなりました」と振り返った。
以前から勝新太郎版「座頭市」の大ファンだったという曽利監督は、「もし男性版のリメイクだったら腰が引けてしまっていたと思う。座頭市という魅力的なキャラクターを女性版として再構築できるなんてすごく面白そうだと思い、大喜びで取り組みました。役者さんたちもすごくクリエイティブで、演出する上でいろんなアイデアをいただいた」と満足げに語った。
舞台挨拶の最後には、大ヒット祈願の“イチ”ゴ(苺)ケーキが登場。撮影で使用した仕込み杖でケーキを“斬る”ことになったのだが、綾瀬と大沢が手を取りあって刀を持つと、まるで新郎新婦による“ケーキ入刀”のような状況に。この思わぬ展開に大沢は「とんでもないことになってしまって……(笑)。この映像が TVで使われるのかと思うと複雑。綾瀬さんに申し訳ないです」と照れくさそうに笑った。
「ICHI」は現在公開中。