デ・ニーロとスコセッシ監督がギャング映画で黄金コンビ復活!?
2008年10月6日 12:00

[映画.com ニュース] オスカー監督マーティン・スコセッシに新たな企画が浮上。「グッドフェローズ」「カジノ」といったギャング映画で組んだオスカー俳優ロバート・デ・ニーロが、スコセッシ監督の新作ギャング映画に主演すると明かした。
その原作は、25名以上の殺害事件に関与したとされる実在のマフィアの殺し屋、フランク・“アイリッシュマン”・シーラン(1920~2003)の人生を描く、チャールズ・ブラント著伝記小説「I Heard You Paint House」。タイトルはマフィアの隠語で、殺害時にターゲットの血が壁や床に飛び散ることを意味する。現在、「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アメリカン・ギャングスター」の脚本家スティーブン・ザイリアンが脚色中だという。
シーランは米陸軍を除隊後、伝説的なマフィアのドン、ラッセル・バッファリーノに仕え、数多くの殺人事件に関与。同著の中で彼は、75年に行方不明になった全米トラック運転組合委員長ジミー・ホッファ(92年にジャック・ニコルソン主演で映画化)の殺害に関与したと自白。72年に対立していたコロンボ・ファミリーの幹部“クレイジー・ジョー”・ギャロを射殺。さらに、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺にも武器供与したと語っている危険人物。
このシーランを演じるのがデ・ニーロで、「グッドフェローズ」のジミー・パーク(役名はジェームズ・コンウェイ)に続く実在したアイルランド系ギャング役だ。
実現すればデ・ニーロと10度目のコンビとなるスコセッシ監督は現在、遠藤周作原作の「沈黙」、実在したウォール街の風雲児をレオナルド・ディカプリオが主演する「The Wolf of Wall Street」、ミック・ジャガー製作の音楽ドラマ「The Long Play」の3つの企画を抱えており、これら4つのうちどれが最初に選ばれるか注目される。
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