上野樹里、「グーグーだって猫である」の共演者や猫との思い出を語る
2008年9月5日 12:00
[映画.com ニュース] 大島弓子の自伝的エッセイ漫画を映画化した「グーグーだって猫である」(9月6日公開)。東京・吉祥寺に暮らす漫画家・麻子(小泉今日子)のアシスタントを務め、憧れの存在でもある麻子を見守るナオミ役で出演した上野樹里に話を聞いた。
映画は、麻子と飼い猫グーグー、彼女らを取り巻く人々の日常を、「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心監督が笑いや涙を交えて描いた温かな一作。犬童監督との仕事は「ジョゼ虎」以来2度目の上野だが、「ナオミは、犬童さんが大島さんに抱く憧れの気持ちを投影したキャラクター。そんな重要な役割を与えてくれて、すごくうれしかった」と感慨深い様子で語った。
また、「映画って“作る”部分もありますけど、“感じる”部分も大事にしたい。だから撮影前は、共演者の方たちに会ってどんな印象を受けるんだろう? といつも楽しみにしています」と語る上野は、共演者との顔合わせをいつも楽しみにしているそうだが、本作の共演者とは和気あいあいムードだったようで、特に同じアシスタント仲間として共演した森三中とは、「“森四中”って呼ばれるくらい、どこに行くにも一緒でした」と撮影中の模様を楽しげに話してくれた。「働いては食べ、働いては食べで、4人とも撮影中は体重が増えたと思います(笑)」
そして、本作は子猫も重要な存在。「カメラを向けられて当たり前に芝居していますけど、それって本当はすごく不自然なことなんだって、猫が教えてくれた気がします」と語り、「猫ができなければ私もできないし、猫ができたら私もそれに応えられる」と“共演者”として大いに触発された様子で、ペットとして犬を飼っていたという彼女は、撮影後に猫も飼い始めたそうだ。
「猫って、人間とテンションが近いのかな。私が犬にかまっていると嫉妬したり正直なので、見ていて気持ちいい」と、すっかり猫に魅了された様子。それにしても犬と猫を一緒に飼って、ケンカしない? 「うちの犬は小さいチワワなんですけど、猫パンチされたり、脚を甘噛みされたら本気で怖がっていて逃げてました(笑)。でも、2匹ともベッドの下に入って寝ていますし、どこ行くにも2匹一緒でとても仲良しですよ」