「スパイダーマン3」のスピンオフ企画「ヴェノム」が本格始動?
2008年8月4日 12:00

[映画.com ニュース] ソニー・ピクチャーズが、近年のアメコミヒーロー映画ブームの中でとりわけ高い人気を博した「スパイダーマン」シリーズのスピンオフ第1弾企画を本格的に始動させるようだ。米ハリウッド・レポーター誌が伝えた。
今回スピンオフされるのは、悪役ヴェノム。「スパイダーマン3」で、異星の寄生生物シンビオートがスパイダーマンに恨みを持つカメラマン、エディ・ブロック(トファー・グレイス)に寄生して誕生したキャラクターだ。スパイダーマンのダークな面を表現するキャラクターでもあり根強いファンを持つことから、今回のスピンオフ第1弾に抜擢されたようだ。
ヴェノムのスピンオフ企画は以前から噂が流れており、数年前にはサンダンスやカンヌで絶賛を浴びた青春映画「さよなら、僕らの夏」(04)の監督・脚本家のヤコブ・アーロン・エステスが脚本を執筆していると言われていたが、現在スタジオ側はその状況を完全リセットし、新しい脚本家を探しているという。また、スピンオフ版でのヴェノムは新しいキャラクターに寄生すると考えられており、「スパイダーマン3」でヴェノムを演じたトファー・グレイスの続投はない模様だ。
なお、サム・ライミが今回のスピンオフでも監督を務めるのか否かは発表されておらず、2011年に公開が予定されている「スパイダーマン4」との調整も必要となるだろう。
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