リドリー・スコット監督のロビン・フッド映画製作延期へ
2008年7月28日 12:00
[映画.com ニュース] リドリー・スコット監督がラッセル・クロウ主演で撮影予定だったロビン・フッド映画「ノッティンガム(Nottingham)」だが、米ハリウッド・レポーター誌によれば、製作延期または製作中止の危機に直面しているという。
同作は、通常のロビン・フッド映画ならば悪役として描かれるノッティンガムの代官(クロウ)を獅子心王リチャード1世の右腕として好意的な視点で描くストーリーで、シャーウッドの森を舞台にメイド・マリオンとロビン・フッドの三角関係を描かれる異色作。
同作は今年8月中旬よりロンドンで撮影予定だったが、同誌によると「スタジオ(ユニバーサル)や映画作家が求める脚本が完成していなかったこと」が製作延期の理由のようだ。ちなみに、最近になってシエナ・ミラー(「G.I.ジョー」)がマリオン役として正式発表されたものの、主演の代官役のクロウと正式契約したというニュースは伝えられていなかったし、ロビン役の有力候補だったサム・ライリー(「コントロール」)も正式決定の報道はなかった。同作は本来ならば、09年11月9日に全米公開される予定だった。