「ジャージの二人」の堺雅人、ジャージが似合っていてショック?
2008年7月18日 12:00

[映画.com ニュース] 「アフタースクール」「クライマーズ・ハイ」と出演作が立て続けに公開され、放送中のNHK大河ドラマ「篤姫」では、第13代将軍・徳川家定(7月13日放送で薨去)を演じて独特の存在感を示している堺雅人。そんな堺の最新主演映画「ジャージの二人」(7月19日公開)は、芥川賞作家・長嶋有の同名小説を「アヒルと鴨のコインロッカー」「チーム・バチスタの栄光」の中村義洋監督が映画化した作品だ。
失業中で妻ともうまくいっていない32歳の“ボク”(堺)と、3度目の結婚が暗礁に乗り上げている54歳のグラビアカメラマンの“父”(シーナ&ロケッツの鮎川誠)が、軽井沢の山荘で過ごすひと夏。映画は、これといった事件も起こらず、古めかしいジャージを着た父子と山荘を訪れてくる人々との交流を、ゆったりと流れる時間の中で描いていく。
しかし、堺は「単にゆるいだけの映画ってわけじゃないんですよね」と語る。「事件らしい事件は起きないけど、裏にはちゃんと(人物の)葛藤や内面が描かれていたりする。表立ってはいないけど、適度にほのめかされてる。だから、実はすごく真っ当な人間ドラマだと思うんですよ。でも、“風変わりな作品だね”って言われたら、そうかもしれないなとも思う」
父子の関係にしても、ボクと妻の関係にしても、お互いが思っていることをことさら言葉に出さない。それでも、なんとなくその関係性が分かってくるのが、この映画の不思議なところ。「“何もしない”というのと“何もない”というのは違います。そこには何もないわけじゃないんです。“何もしないという選択をした”ということなんです。ちょっと禅問答めいてますけど、“言わないということを選んだ”ということが、この映画にはちゃんと描かれているんです」
ところで、やっぱり気になるのが劇中でずっと着ているジャージ。着心地のほどは? 「良すぎて困るくらい。しかも、案外似合っていてショックでした(笑)」
関連ニュース






性別適合手術が違法とされた1960年代の事件から着想 飯塚花笑監督作「ブルーボーイ事件」25年秋公開、中川未悠、中村中、錦戸亮らが共演
2025年3月25日 11:00
映画.com注目特集をチェック

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“体験”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

“生涯ベスト級”の声多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス