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三谷監督“鼻にわさび”の宣伝活動終え、「ザ・マジックアワー」初日

2008年6月9日 12:00

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大量メディア露出で、興収60億円超えが目標!
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[映画.com ニュース] 脚本家で監督の三谷幸喜による群像コメディ「ザ・マジックアワー」が6月7日に初日を迎え、東京・有楽町の日劇1にて、三谷監督ほか、主演の佐藤浩市妻夫木聡西田敏行深津絵里綾瀬はるか小日向文世戸田恵子伊吹吾郎による舞台挨拶が行われた。

本作は、架空の街・守加護(すかご)を牛耳るギャングのボス(西田)の情婦(深津)に手を出し、ボスの逆鱗に触れた手下(妻夫木)が、生き延びるために、売れない3流役者(佐藤)をボスが会いたいと願う伝説の殺し屋に仕立てて、その場を切り抜けようとする姿を描いたスラップスティックコメディ。

この日のために、150のメディアに顔を出し、キャンペーンで全国を回るなど、自ら広告塔として精力的に活動してきた三谷監督は、「日々、宣伝活動に追われ、皆さんもううんざりしているかもしれないが、“皆さんに映画を見ていただきたい、楽しんでほしい”という思いで、鼻にわさびを入れたり、プールに落ちたりしました。さすがに、母から“もういいんじゃないか”と電話がかかってきた時はショックだったが(笑)」と語ると、深津も「私も鼻にわさびを詰めてでも宣伝したい」と応え、笑いを誘った。

一方、三谷監督と一緒に宣伝活動に突っ走ってきた佐藤も、「僕は、これまでバラエティ番組やトークショーには出て来なかったのに、ここ1カ月は三谷さんとずっとご一緒して相方のような気分になっていた。けれども、今日で“Wコーチャンズ(幸喜、浩市)”も解散。うれしいような、寂しいような、本当に不思議な1カ月だった」と複雑な表情を見せた。

劇場には妻夫木の母親も鑑賞に訪れていたようで、観客の握手に応じながら登場した妻夫木は、「母は誰よりも汗で手が濡れていたので、それだけ笑ってくれたんだと思う」と、確かな手応えを感じた様子だった。

ザ・マジックアワー」は、現在公開中。

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