邦画史上最高額の海外セールスに自信!唐沢寿明主演「20世紀少年」
2008年5月12日 12:00

[映画.com ニュース] 「YAWARA!」「MONSTER」などで知られる漫画家・浦沢直樹の大ヒット同名コミックを3部作で実写映画化する「20世紀少年」(堤幸彦監督)。その第1章の製作報告会見が、5月11日、東京・成城の東宝スタジオにて行われ、主演の唐沢寿明、豊川悦司、常磐貴子をはじめ、黒木瞳、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士、佐々木蔵之介ら総勢16名が勢揃いした。
本作は、幼い頃の夢を諦め、冴えない日々を送るケンヂが小学生の時に仲間と書いた“よげんの書”の内容が、30年後の世紀末に次々と現実の出来事になっていったことから、テロリストの汚名を着せられたケンヂが幼なじみらの協力を得て、自らが書いた地球滅亡のシナリオを阻止するべく立ち上がるというアクション超大作。日本映画では異例なことに、企画当初から3部作構成でスタート。総製作費60億円を注ぎ込み、日本映画界を代表するキャストを総勢300人も結集させたビッグプロジェクトとあって、記者会見の冒頭に、製作側の日本テレビから「社運を懸けている」との決意表明も飛び出し、登壇者は一様に気合い充填モード。
「原作ファンを裏切らない作品になると思っているので期待していてください」と抱負を語った唐沢(ケンヂ役)はさらに、会見前に香川(ヨシツネ役)から『引退を懸けよう』という呼びかけがあったことを明かしたが、「僕は賛成しかねる(笑)」とすぐさま却下。豊川(オッチョ役)が「引退ではなく、僕はこの作品を俳優としてのさらなる飛躍の第1歩にしたい」と香川の提案を軽く無視。すると、常磐(ユキジ役)が「想像を絶するスケールの大きさに、現場に行くたびに日々感動しています。香川さんを引退させないためにも、成功させたい(笑)」と、会見は香川の発言をネタにして、にぎやかに進行された。
「20世紀少年」はすでに1月より撮影に入っており、現在は2000年12月31日の“血の大みそか事件”までを描く第1章と、その14年後から始まる第2章が同時進行で撮影中。さらに、ワールドワイドな舞台設定の原作にふさわしく、ニューヨーク、ロンドン、パリ、北京、バンコクなど世界各地での撮影を敢行。14日から開幕されるカンヌ国際映画祭で欧米諸国をターゲットにセールスは本格化される模様で、製作サイドは「おそらく日本映画史上最高額で売れると思います」と自信を見せている。待望の第1章は8月30日公開。第2章は来年新春公開。第3書は今年8月にクランクインし、来年秋公開予定。
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