松本潤主演作「隠し砦の三悪人」カンヌ映画祭見本市へ!
2008年5月12日 12:00
[映画.com ニュース] 黒澤明監督の時代冒険活劇の名作を、「日本沈没」の樋口真嗣監督が新たな解釈のもとにリメイクした、嵐の松本潤主演作「隠し砦の三悪人/THE LAST PRINCESS」(現在公開中)が5月10日、初日を迎え、東京・有楽町の日劇1にて、樋口監督ほか、主演の松本潤、長澤まさみ、椎名桔平、宮川大輔、阿部寛による舞台挨拶が行われた。
本作は、戦国時代を舞台に、他国に攻め入られ、没落寸前の秋月藩の世継ぎである雪姫(長澤)と侍大将の六郎太(阿部)が、山の平民・武蔵(松本)と新八(宮川)の2人の協力をあおぎ、藩再興の軍資金となる黄金を運んで“敵中突破”を図るというノンストップのアクションアドベンチャー。オリジナル版の農民役、千秋実と藤原釜足が「スター・ウォーズ」のC-3POとR2-D2のモデルになったのは有名な話だ。
国内315スクリーンという異例の大規模公開となった本作だが、出演者もその手応えは感じているようで、「僕としてはすごく満足のいく作品」(松本)、「胸を張って、堂々と見てください、と言える作品」(長澤)、「本当にすごい作品」(椎名)、「日本だけに留まらず、外国でもワーッとなると思う」(宮川)、「スピード感のある全く新しい作品」(阿部)と、次々と威勢のいいコメントが飛び出した。
それもそのはず、4月末に松本が出席して行われたLAでの上映会(会場はジョージ・ルーカス監督の母校南カリフォルニア大学)が大きな反響を呼んだことから、オリジナル版の知名度もあって、海外のバイヤーから問い合わせが殺到。そこで、本作は14日から行われるカンヌ国際映画祭フィルムマーケット(国際見本市)へ出品されることが決定し、初日に報告されたのだ。それに成功すれば、(決定済みの)台湾とタイ以外の全世界に配給される可能性もあり、松本は「ハリウッドが認めたこの作品を楽しんで」とアピールした。
その日は2回の舞台挨拶が行われたが、1回目で緊張の糸が切れてしまったのか、2回目の舞台挨拶では和気藹々ムードに。挨拶のコメントで噛みまくる阿部に、椎名が「僕は阿部ちゃんと同い年。挨拶を聞いていて(阿部のことを)初めて恥ずかしいと思った」と強烈にツッコミ。ブラックジョーク全開で映画をアピールする樋口監督を、劇中の男装姿とは一変、女性らしい脚線美を強調した黒いミニドレス姿の長澤が「真嗣、暴走しすぎ!」とたしなめる一幕もあった。
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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