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他のファンタジーとはここが違う!「スパイダーウィックの謎」監督に聞く

2008年4月25日 12:00

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誰もが楽しめる 良質ファンタジーを作りました
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[映画.com ニュース] 人気ファンタジー小説「スパイダーウィック家の謎」シリーズ(全5巻)の映画化となる「スパイダーウィックの謎」が間もなく公開される。本作を手がけたマーク・ウォーターズ監督に話を聞いた。

ファンタジーといえば「ロード・オブ・ザ・リング」「ハリー・ポッター」「ナルニア国物語」など、近年大ヒットを飛ばしている人気シリーズを連想する人が多いかもしれないが、本作はそれらのいかにもファンタジー然とした作品たちとは少々趣が異なる一作。「ワクワクするような生き物たちが出るファンタジーとアドベンチャーの話なんだけど、決して舞台はおとぎの国ではなく、英国風の魔法使いや昔風の孤児たちが登場するようなものでもない。あるいは一風変わった、主人公らしくない俳優が出てくるようなものでもないんだ」

監督がこう語るように、物語の舞台は現代のアメリカで、主人公のジャレッド(フレディ・ハイモア)は、両親の離婚というシビアな現実を前に、母親に対して反抗心を露わにしている思春期真っ只中の少年だ。

「いかにもアメリカの子供らしい子供たちが、とんでもなく非日常的な状況に放り込まれる。そういう話は、ここ最近目にしていなかったし、これは誰にでも受け入れられやすいと思った。主人公のジャレッドは、もし今回の壮大な冒険を経験しなかったら、成熟した大人にはなれなかったかもしれない。もしかしたら、ダメな大人になっていたかもしれないんだ」

本作が描くのは、現実の世界に、見えていないだけで想像の産物とされてきた妖精たちが存在しているということ。監督もその点が魅力だと語る。「“彼らの世界”は僕たちが思うよりごく身近にある、自分のそばに存在するというような感覚を与えてくれるんだ」

映画を見終えると思わず、自分の周りに妖精が存在しているような気がしてくる。4月26日公開。

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