ジョージ・クルーニーが英ブラウン首相とダルフール問題を協議!
2008年4月10日 12:00
[映画.com ニュース] 国連平和大使を務める俳優ジョージ・クルーニーが4月8日、ロンドンのダウニングストリートにある英首相公邸を訪れ、ゴードン・ブラウン首相にスーダンのダルフール問題についての協力を求めた。なお、この会談はクルーニーが国連平和大使に就任した1月に、同首相に申し込まれていたという。
会談後に英メディアに答えたクルーニーは、「素晴らしい提案があった」と会談の成果を明らかにした。スーダンのダルフール地方では、国連(UN)・アフリカ連合(AN)合同平和維持部隊の活動展開が遅れているため、いまだ政府軍と反政府勢力の戦闘が続き、今年2~3月だけでも5万8000人が難民になったと指摘したブラウン首相は、英政府として平和維持活動用ヘリコプターの調達を援助し、ダルフール問題の和平交渉をロンドンで開く考えがあることを示した。
サラ夫人と記念撮影に収まったブラウン首相は、「この人道的危機に対し、精力的に活動するジョージ・クルーニーのリーダーシップを讃える」と語った。
なお、その日はフランスのパリで北京五輪聖火リレーが中断される事件が起こったが、クルーニーとブラウン首相の間で、スーダンの軍事政権と親密な関係にある中国については話し合われなかった。
同日夜には、クルーニーの最新監督作「レザーヘッズ(Leatherheads)」のロンドンプレミアが、レスタースクエアの映画館で行われ、クルーニーは共演者のレニー・ゼルウィガーとレッドカーペットに登場した。