ユニバーサル映画、ダークホース・コミックと提携合意!
2008年3月17日 12:00
[映画.com ニュース] ハリウッドメジャーのユニバーサル・ピクチャーズが3月14日、「マスク」「ヘルボーイ」「300/スリーハンドレッド」「シン・シティ」といった原作コミックで知られるダークホース・エンターテインメント社と、映画製作と配給に関する3年間の独占提携契約を結んだ。
この独占提携により、ユニバーサル映画はダークホースが著作権を持つ全作品と全キャラクターを使用することができるようになり、一方のダークホース社はユニバーサル映画を通して映画製作と配給をすることができるようになる。
なお、提携後の第1弾は、ギレルモ・デル・トロ監督の新作となるユニバーサル映画「ヘルボーイ2(Hellboy II :The Golden Army)」で、今年7月11日全米公開予定だ。
今回の契約について、ユニバーサル映画のマーク・シュミューガー会長、デビッド・リンデ副会長の両氏は「ダークホースは最も創造性に溢れた革新的なブランドのうちの一つだ。若い世代の支持を受けている彼らと映画製作を手がけることに、今からワクワクしている」と声明を発表。一方、ダークホース・コミックの設立者であるマイク・リチャードソン会長は「ユニバーサル映画を通して我々が独自に映画製作できることになり、興奮している」と返答し、相思相愛ぶりを見せた。
同様の提携の先例として、「スーパーマン」や「バットマン」を映画化しているワーナー・ブラザースとDCコミックがある。ちなみに、全米コミック界最大手マーベル・コミックは、原作毎にスタジオの提携先を変えている。