「モンティ・パイソン」「Mr.Boo!」の声優、広川太一郎氏が死去
2008年3月10日 12:00
[映画.com ニュース] 人気声優の広川太一郎(本名・諶次郎)氏が3月3日、ガンのため東京都渋谷区の病院で死去した。68歳。葬儀は近親者で済ませたという。
最後の仕事は、先月末の英国のコメディ映画「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」(5月21日DVD発売)のナレーションの仕事だったという。関係者の証言によると、体調が思わしくないにも関わらず、広川氏は60年代から務め上げた声優の仕事を最後までやり遂げた。
1963年日本大学芸術学部演劇学科を卒業と同時に声優となり、「007/私を愛したスパイ」などの“3代目ジェームズ・ボンド”ロジャー・ムーア、「大統領の陰謀」のロバート・レッドフォード、「お熱いのがお好き」のトニー・カーティスといった二枚目俳優の吹き替えを担当。
一方で、ひょうきんなキャラクターも得意とし、ジャッキー・チェン映画予告編をはじめ、「モンティ・パイソン」シリーズのエリック・アイドル、「Mr.Boo!」シリーズのマイケル・ホイなどの吹き替えも担当。「あらららら」「何ともはや!」「とか何とか言っちゃったりして」「そんなバナナ!」「恥ずらかしい」といった台本を脱線したアドリブやダジャレは“広川節”として親しまれた。
アニメでは、「宇宙戦艦ヤマト」の古代守、「あしたのジョー」のカーロス・リベラ、「ムーミン」のスノークといったキャラクターを演じた。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
うおお…むちゃくちゃ面白そう…
【私が次に観る映画は絶対にコレ】個人的に“最も観たい”“ここから始めたい”天才的最新作!
提供:ディズニー
火の華
【あまりにも凄すぎた】“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作――フィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 魂の演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“人生の物語”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ
好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました
感情移入が止まらない。闇社会でもがく3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート