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アントン・コービン、アップルストアで会見。パリス・ヒルトンにダメ出し

2008年1月11日 12:00

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カリスマ性のない似非セレブに苦言
カリスマ性のない似非セレブに苦言

[映画.com ニュース] 現在のクラブシーンに多大な影響を与えたといわれるニューウェーブ・ロックバンド“ニュー・オーダー”。その前身である“ジョイ・ディビジョン”のボーカリスト、イアン・カーティスの波乱に満ちた生涯を、世界的に活躍する写真家アントン・コービンが映画化した「コントロール」。1月10日、映画のPRで来日したコービン監督が、東京・銀座のアップルストアで記者会見を行った。

コービン監督の初メガホン作品である本作は、ポスト・パンクを代表するロックスターに昇り詰めながらも、てんかんの持病や妻と愛人との関係に苦悩し、23歳の若さで自殺を遂げたイアン・カーティスの姿を映し出す。監督はカメラマンとして1979、80年に生前のカーティスを撮影した経歴も持っている。映画は全編通してモノクロ映像で撮られているが、それについては「予算を安く済ませたかったからではないよ(笑)。当時ジョイ・ディビジョンのメンバーはいつも黒っぽい衣装だったし、アルバムカラーも白と黒を強調していた。それに70年代後半のイギリスはグレイ(灰色)を連想する。そういったイメージからモノクロで描くことにしたんだ」と明かした。

これまで監督は、カメラマンとしてジョイ・ディビジョンに限らずU2、ビョークほか錚々たるミュージシャンを撮影しているが、「ロックスター、俳優、画家など職業に関わらず、私にとっては(撮影する)相手の仕事にどれたけ感銘を受けるかが重要なんだ」と自身の哲学を語った上で、「最近は、“セレブリティ”と呼ばれる人は皆カリスマ性があることになっている。パリス・ヒルトンがいい例で、これといって何も仕事をしていない彼女がカリスマ扱いされるのは全く理解できないね。まあ、私が彼女を撮影することはないだろうけど」とセレブをもてはやす傾向のある昨今のメディアを鋭く指摘した。

また、カーティスを演じるサム・ライリーが、薬物問題などで頻繁にタブロイド紙を賑わせているベイビー・シャンブルズのピート・ドハーティに似ているのでは、と記者から指摘されると、苦笑いしながら「あまりピート・ドハーティに関心はないけど、彼の元彼女(ケイト・モス)のことは結構好きだよ(笑)。そういえば、サム・ライリーの元彼女はピートとも付き合ってたんだよ」と、本作の主演俳優とお騒がせロックスターの思わぬ共通点を明かした。「コントロール」は春公開。

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