テリー・ギリアム監督が念願の「ドン・キホーテを殺した男」を映画化!
2008年1月8日 12:00

[映画.com ニュース] テリー・ギリアム監督が、セルバンテスの古典的小説「ドン・キホーテ」をモチーフにスペインでファンタジー映画「ドン・キホーテを殺した男(The Man Who Killed Don Quixote)」を製作開始したのは00年9月のことだった。ヨーロッパ資本を投入した同作は、ヨーロッパ映画としてかつてないスケールの超大作となり、ジョニー・デップやバネッサ・パラディをキャストするが、キホーテ役のジャン・ロシュフォールが病気で降板するなど災難に巻き込まれ、わずか撮影6日目で、製作中断に巻き込まれてしまう。その顛末はドキュメンタリー映画「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(01)に克明に描かれている。
しかし、今、ギリアム監督はこのプロジェクトに再挑戦すると息巻いている。英映画雑誌エンパイアに、プロデューサーのジェレミー・トーマスが出演者たちと再契約を進めていると告白した。「彼(トーマス)が契約まわりを全部片づけたら、それから私がMr.デップを呼ぶだけだ」
「パイレーツ・オブ・カリビアン」3部作がひとまず済んだデップは、米脚本家組合ストライキのあおりを受けて、「ラム・ダイアリー(The Rum Diary)」「シャンタラム(Shantaram)」の2作品が製作延期になるなど、この「ドン・キホーテ」に出演するスケジュールは十分空いているという。また、前回製作するために用意した脚本もある。ギリアム監督はただ一人ロシュフォールだけは再演できないと語った。「肉体的に、彼は無理だ。それは本当に悲劇的なことだが、演じられない。(馬に乗る役なのに)彼のお尻は使い物にならないからね」
一方でギリアム監督は、ニール・ゲイマン(「スターダスト」「ベオウルフ/呪われし勇者」)とテリー・プラチェット(「ナイトメア・オブ・クリスマス」)が共同執筆した小説「グッド・オーメンズ(Good Omens)」を映画化するチャンスが到来しているという。「ニールと仕事が出来るとは幸せだよ」とエンパイア誌に語った。
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