「ハリポタ」のダニエル・ラドクリフが報道写真家役に挑戦!
2008年1月7日 12:00

[映画.com ニュース] 「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフが、北アフリカのソマリアで悲劇的な死を遂げた報道カメラマンを描く伝記映画「ジャーニー(Journey)」に主演することになった。英オブザーバー紙が伝えたもの。
ラドクリフが演じるのは、実在したロイター通信の英国人カメラマン、ダン・エルドン。彼は93年にソマリアの内戦を取材中の7月12日、首都モガディシオで民衆たちに投石され、22歳の若さで命を落とした人物。マドンナやジュリア・ロバーツが彼の写真のコレクターとして有名だ。ちなみに、リドリー・スコット監督の映画「ブラックホーク・ダウン」に描かれたのは、エルドン死後の10月3日に、モガディシオで行われたアメリカ軍とアイディード派武装軍の市街戦だ。
映画は、97年に出版された彼の遺稿「The Journey is the Destination」を元に描かれるそうだ。この役はオーランド・ブルーム、ライアン・フィリップ、ヒース・レジャー、ホアキン・フェニックスらも希望していたが、ダン・エルドンの母親でジャーナリストでもあり、その手記の映画化権を持つキャシー・エルドンが、チャールズ・ディケンズの名作をTV映画化した英BBCの「デビッド・カッパーフィールド」(99)でデビッド少年を演じたラドクリフを切望。昨年末に彼の両親同席のもと、ロサンゼルスのフォーシーズンズ・ホテルで会って、息子ダン役に即決したという。
プロデューサーを務めるダン・エルドンの母キャシーはまた、本年中の撮影開始を希望し、息子ダンが生前住んでいたケニアで撮影される予定だ。監督は「恋は嵐のように」のブロンウェン・ヒューズ、脚本は「シャイン」「きみに読む物語」のジャン・サルディが担当する。
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