「ライラの冒険」の監督の兄も負けじと、ファンタジーの名作企画に着手

2007年11月20日 12:00


ワイツ兄弟のファンタジー表現はいかに?
ワイツ兄弟のファンタジー表現はいかに?

[映画.com ニュース] フィリップ・プルマンのファンタジー小説(新潮社刊)を原作とした「ライラの冒険」3部作の第1作「ライラの冒険/黄金の羅針盤」(08年3月1日公開)の監督・脚本を手がけるクリス・ワイツの兄ポール・ワイツもまた、ファンタジー映画プロジェクトに着手していることが明らかになった。米ハリウッド・レポーター紙が報じたもので、全12作からなるダレン・シャン著のファンタジー小説の第1作「ダレン・シャン/奇妙なサーカス」を原作とした、ユニバーサル映画「シルク・ド・フリーク(Cirque du Freak)」の監督・共同脚本を務めるという。

キャストには、「シカゴ」「今宵、フィッツジェラルド劇場で」のジョン・C・ライリー、「ザスーラ」「テラビシアにかける橋」の子役ジョシュ・ハッチャーソンらに出演交渉中とのことだ。

ストーリーは、奇妙なサーカス“シルク・ド・フリーク”を見に行った14歳の少年ダレン・シャン(ハッチャーソン)が、毒グモに噛まれた友人スティーブ・レナードの命を救うため、サーカスの一員だったバンパイアのラーテン・クレプスリー(ライリー)と恐ろしい取引をするというもの。

脚色を手がけているのは、「L.A.コンフィデンシャル」でアカデミー脚色賞を受賞、「ミスティック・リバー」でもノミネートされたブライアン・ヘルゲランドだけに期待できる。また、主人公ダレンの親友スティーブ役に、来春全米公開されるファミリー・アドベンチャー映画「プラム・サマー(A Plum Summer)」のクリス・ケリーも決定。「アバウト・ア・ボーイ」のワイツ監督だけに、子役たちの演技指導には心配いらないだろう。同作は08年2月より製作開始予定。

なお、「ライラの冒険」のシリーズ第2作「神秘の短剣」(09年全米公開)は、「鳩の翼」「サハラに舞う羽根」のホセイン・アミニが脚本家として参加。ワイツが監督するかはまだ明らかになっていない。

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