アンソニー・ホプキンスが、ヒッチコック監督を演じることが発覚!
2007年10月24日 12:00
[映画.com ニュース] 10月26日より全米公開されるコメディ「スリップストリーム(Slipstream)」で監督・主演を務めるアンソニー・ホプキンスが、米MTVのインタビューに答え、“スリラーの帝王”アルフレッド・ヒッチコック監督を近く演じることを明かした。TVシリーズ「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」のクリエイターで、映画「ハサミを持って突っ走る」の製作・監督・脚本を務めた、ライアン・マーフィー監督・脚本の新作となる。
仮のタイトルは、往年のTVシリーズ「ヒッチコック劇場」(55~62)と同じ、「Alfred Hitchcock Presents」。60年の名作「サイコ」を製作・監督するヒッチコックが、同作を完成させるまでの葛藤を描くという内容で、映画が始まって45分で主演女優(ジャネット・リー)が殺されてしまうという前代未聞の脚本を仕上げる、同監督のあまのじゃくで洒落っ気ある性格も反映される模様。また、同監督が、原作となったロバート・ブロックの短編小説のモデル、連続殺人鬼エド・ゲインの背筋も凍る殺人記録をリサーチする姿も描かれるという。どうやら、作家トルーマン・カポーティがノンフィクション小説「冷血」を完成させるまでを描いた「カポーティ」(05)に構造上は似ているようだ。
また、ヒッチコック監督の映画人生を支えた妻のアルマ・レビル役を、「クィーン」のヘレン・ミレンが演じる予定。製作・配給は、「イントゥ・ザ・ワイルド」(ショーン・ペン監督)や「イースタン・プロミセズ」(デビッド・クローネンバーグ監督)などを手掛けるインディーズ系の雄、フォーカス・フィーチャーズ。