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ジョージ・クルーニー、「ホワイト・ジャズ」を降板!?

2007年10月23日 12:00

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超多忙の身では致し方なし
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[映画.com ニュース] ジョー・カーナハン監督(「NARC/ナーク」「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」)が映画化を進めている、ジェームズ・エルロイ原作の犯罪映画「ホワイト・ジャズ」が混迷を極めてきた。

先週、主人公の若い相棒ジョージ・ステモンズ巡査部長(愛称ジュニア)役にオファーしていたクリス・パインが、J・J・エイブラムス監督のSF映画「スター・トレック11」の“大役”ジェームズ・T・カーク船長役を射止めて降板したが、米エンタテインメント・ウィークリー誌によると、今度は、主人公の悪徳警官デイブ・クライン警部補を演じるジョージ・クルーニーも降板してしまったのだという。彼はプロデューサーでもあった。

同作の原作は、「ブラック・ダリア」(ブライアン・デ・パルマ監督により06年映画化)「ビッグ・ノーウェア」「L.A.コンフィデンシャル」(カーティス・ハンソン監督により97年映画化)に続く、エルロイの“暗黒のLA4部作”の第4部を飾る作品。50年代のロサンゼルスを舞台に、警察組織に翻弄される悪徳警官の破滅を描き、過激な暴力描写からエルロイの最高傑作と言われる暗黒小説の金字塔。

カーナハン監督の公式ブログでは、この要因をいくつか挙げている。一つは、年内公開予定だったクルーニー監督・主演作「Leatherheads」の全米公開が08年4月に延期され、PR活動に時間を割かなければならなくなったこと。もう一つは、全米公開されたクルーニー製作・主演作「マイケル・クレイトン」(監督トニー・ギルロイ)の評論家筋の評価が高く、アカデミー賞レースに駆り出される可能性が出てきたこと。また、クルーニーは、ブラッド・ピットらとの共演する「Burn After Reading」(監督・製作ジョエル&イーサン・コーエン)の撮影が現在佳境でもある。

同誌に対し、同作のプロデュースを担当するクルーニーの製作会社“スモーク・ハウス”のパートナー、グラント・ヘスロフは「単にスケジュールの問題だ。ジョージはこのプロジェクトの存続を願っているし、ジョーとの仕事も楽しみにしている」と語っている。「ホワイト・ジャズ」の撮影開始は08年1月より予定されているが、ワーナー・ブラザースが他のスターに代役を頼むのか、またクルーニーの出演を待つのか、今後の展開に注目だ。

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