エリカ様、ご機嫌ななめ!?「クローズド・ノート」初日挨拶が緊迫!
2007年10月1日 12:00
[映画.com ニュース] ミステリー界の俊英、雫井脩介(「犯人に告ぐ」)が著した恋愛小説を、「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督が映画化した「クローズド・ノート」が初日を迎え、9月29日、東京・有楽町の日劇2で初日舞台挨拶が行われた。マスコミが注目する中、沢尻エリカ、竹内結子、黄川田将也、山口愛、そして行定勲監督、主題歌を担当したYUIが登壇。だが、舞台上でだんまりを決め込む主演女優・沢尻の不機嫌そうな態度に、超満員の会場はピリピリした緊張感に包まれた。
セクシーなヒョウ柄の緑色のドレス姿で圧倒的オーラを放つ“エリカ様”こと沢尻が登場すると、客席のボルテージは急上昇。ところが、いつもの歯に衣着せぬエリカ節が炸裂するかと思いきや、挨拶は「今日はありがとうございました」の一言のみ。思い入れのあるシーンを聞かれても、「特にないです」とだけ言い放った沢尻の素っ気なさに、竹内ら共演者も苦笑いするのみだった。
沢尻は終始腕組みをし、うつむきがちで、ご機嫌ななめな様子。それを見やった行定監督は、沢尻が現場に手作りクッキーを持ってきたエピソードを披露し、「現場の空気を一つにしてくれて、助かりました」とフォローを入れ、沢尻の演技を「僕の要求を一旦受け止め、現場の空気の中で役を作り上げていく。いろいろな表情を見せてくれるのが意外で、とても面白かった」と絶賛した。
一方、小学校の教師役に扮した竹内は、この日はキリッとした黒のスーツ姿で登場。「先生という職業の責任の重さや尊さを学びました」とやり甲斐のある役を満喫した様子。竹内と2度目の共演となった黄川田からは「竹内さんは美しいし、芝居も上手だし、やさしい方です」とベタ褒めされた。
客席を背景にした写真撮影でも「大ヒット!」と書かれたパネルを、所属事務所の先輩の竹内らに持たせ、沢尻は持ちもせず、ずっと腕組みし、終始ダンマリ。だが、撮影後は客席側をチラッと振り向き、満員の観客の反応を秘かにうかがっていた。