ゆる~いコメント連発に会場大爆笑!「めがね」初日舞台挨拶
2007年9月25日 12:00

[映画.com ニュース] フィンランドの日本食レストランを舞台にほのぼのした人間模様を描き、ロングランヒットを記録した小林聡美主演、荻上直子監督作「かもめ食堂」(05)。そのキャストとスタッフが再結集した新作「めがね」の初日舞台挨拶が9月22日、東京・新宿のテアトルタイムズスクエアで行われ、主演の小林と荻上監督をはじめ、市川実日子、加瀬亮、光石研、もたいまさこが第1回上映後に登壇。映画の余韻に浸り、旅心地の覚めやらぬ客席から温かい拍手が贈られた。
同作は、都会で疲れた自分を癒そうと、南にあるのどかな海辺の町の小さな宿“ハマダ”にやって来たタエコ(小林聡美)が、町の風変わりな人々との出会いを通じ、ゆったりと流れる時間になじんでいくというスローライフ・ムービー。
「私たちも楽しんで作った映画です。今日見て面白いと思った方は、どんどん家族やお友達に薦めて、また見に来てください」と挨拶した小林は、前作でも話題になった見た目も美味しそうな食べ物についても「(朝ご飯は)美味しかったです」とにっこり。
撮影のオフの過ごし方について、もたいが「やぎとの散歩」、市川が「洗濯」と答えると、小林が「光石さんは身体を鍛えていましたね」と代返。もたいも「それでもボクはやってない」で息子役を演じた加瀬を見やり、「田舎に帰った大学生みたいにひたすら眠ってました」と代わりにコメント。加瀬が「東京で忙しかったんですかね」と苦笑いすると、小林に「寂しかったな、加瀬くんのいない晩ご飯」とツッコミを入れられる一幕も。
もたいが劇中で披露する“メルシー体操”について、「撮影の1カ月前から1日7時間くらい練習しました。女優生命を賭けて躍り込んだ渾身のシーンだったですがね」と語ったが、他の出演者はたった30分で覚えてしまったという。「最低ですよね。私の1カ月は何だったんだ、返してくれ!」というもたいの怒りのコメントに会場は大爆笑。「(メルシー体操を覚えられるかが)若さのボーダーライン。頑張って覚えてみてください」とPRを忘れなかった。
荻上監督は「現場ではロケ地のゆる~い空気をそのまま撮りたいと思って、すごくゆる~い感じのみなさんをでそのまま撮らせていただきました」と笑顔でコメントした。「めがね」はテアトルタイムズスクエア、銀座テアトルシネマほか全国公開中。
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