トム・クルーズ主演作撮影中に事故発生!11人がケガ
2007年8月22日 12:00
[映画.com ニュース] 現在ドイツ・ベルリンで撮影が行われているトム・クルーズ主演映画「ワルキューレ(Valkyrie)」の撮影現場で、エキストラ11名が負傷する事故が起きた。8月20日、ベルリン警察が明らかにした。
警察の発表によると、事故は19日夜に起こった。ドイツ兵の軍服を着たエキストラを、荷台に乗せたトラックがベルリン市内中心部を走行中、コーナーを曲がる瞬間に荷台の横のパネルが開き、エキストラ11名がトラックから投げ出されるというアクシデントが発生。1名は重傷を負って現在も入院中だが、他の10名は幸いにも軽傷で済んだという。
ブライアン・シンガー監督作「ワルキューレ」は、1944年7月20日にアドルフ・ヒトラー暗殺計画を立てた独軍将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐のレジスタンス活動を描く戦争映画(北欧神話から取られたタイトルはその暗殺計画のコードネームのこと)だが、主演スターのクルーズがサイエントロジー教団の信者であるとして、7月の撮影開始当初から、独国防省の軍施設での撮影が禁止されるなど、ご難続きだった。
なお、事故当時、シンガー監督とクルーズは現場に立ち会っておらず、撮影スケジュールには支障がないという。