「トランスフォーマー」のマイケル・ベイ監督、アクションなしのドラマに挑戦?
2007年7月9日 12:00
[映画.com ニュース] 全米大ヒット中の「トランスフォーマー」(8月4日日本公開)の監督マイケル・ベイが、米エンターテインメント・ウィークリー誌「07年サマームービー特集」号でインタビューに答え、続編への意欲を語った。
「続編のアイデアはいっぱいある。今回も僕は頭の中で巨大ロボットのすごくクールなシーンをいっぱい思い描いたが、全てを実現出来たわけじゃない」と語るベイ監督は、「(続編の)監督をするとしたら、同等かそれ以上の見せ場を作らないと。ある意味で、子供を持ったら他の誰(監督)にも抱かせたくない気持ちだね」と、続編への愛着をうかがわせた。
また、ベイ監督はその続編の他にもう1本温めている企画があることを暴露した。それは「Pain and Gain」というタイトルの、フロリダ州で実際に起こった事件を基にした実話ドラマだという。アメリカン・ドリームを夢見る男たちが誘拐事件を起こしてしまうというストーリーで、ベイ監督曰く「『ファーゴ』と『パルプ・フィクション』を混ぜたようなドラマだが、すべて実話。彼らはどこか間抜けで、全体を通すと誰1人幸せにならない。楽しいキャラクターもののドラマで、アクションはなし、カー・クラッシュも一度だけかな(笑)」とのこと。これまでのベイ作品とは全く異なる“小品”の人間ドラマになりそうだ。