「花男」の脚本家が映画監督デビュー。主演にもこだわり
2007年7月3日 12:00
[映画.com ニュース] 劇団「東京セレソン デラックス」を主宰し、TBS系の人気ドラマ「花より男子」などの脚本家としても活躍する“サタケミキオ”こと俳優の宅間孝行が、来春公開予定の映画「同窓会(仮)」で監督デビューを飾る。eiga.comは6月下旬の都内某所にて撮影中のロケ現場を取材した。
同作は、病気で余命3カ月となった元妻(永作博美)のために、同窓会を計画した映画プロデューサー(宅間)の奮闘を描くストーリー。今回、監督・脚本・主演の一人3役を務めることになった宅間は「別に映画少年ではなかったので、監督ということにこだわりはない。だけど主演にはこだわりがある。やっぱり役者をやりたい人間なんですよ」と笑う。
「役者は待つのが仕事っていうけど、今の自分は、その待っている時間に(監督として)動き回っているから大変。正直、役者は楽だなって思います(笑)」と本音が出るほどに、スタッフ・キャストの間をせわしなく動き回っていた宅間だったが、映画監督はまたやってみたいという。「まだ編集をしていないから分からないところもあるが、もっと色々と出来るかもしれないし、勉強させてもらったことがあるので、今の経験を次に活かしたいという気持ちもありますね」
主宰する劇団で座付作家、演出家、役者を務める傍ら人気TVドラマの脚本や多くの戯曲を手がけ、三谷幸喜や宮藤官九郎らに続く存在として注目を浴びる宅間だが、「彼らと比べるのはおこがましいのでやめて欲しい」と恐縮する。それでも現在の芸能界においてユニークな存在であることには変わりない。来春の映画デビュー作を含め、今後の活躍に注目だ。
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