今年のトロント映画祭のラインナップ発表される
2007年6月25日 12:00
[映画.com ニュース] 今年の9月6日から15日に開催されるトロント国際映画祭に出品されるラインナップが発表された。
まず、カナダ人監督ロジャー・スポティスウッド監督の「Shake Hands with the Devil」は、94年のルワンダ大虐殺事件で撤退してしまった国連平和維持軍の指揮官ロメオ・ダレール(「ホテル・ルワンダ」でニック・ノルティが演じたオリバー大佐のモデル)の行動を描いたサスペンス。また、カンヌ映画祭コンペ部門にも出品されたジョエル&イーサン・コーエン監督・製作・脚本の「No Country for Old Men」は、アメリカ・メキシコ国境のドラッグ取引を描いたスリラーで、トミー・リー・ジョーンズ主演作。
カンヌ映画祭パルムドールの栄冠に輝いたクリスティアン・ムンジウ監督のルーマニア映画「4カ月、3週間と2日」、また同映画祭「ある視点」に出品されたジュリエット・ビノシュ主演のホウ・シャオシェン監督作「The Flight of the Red Balloon」。
目玉は、ケイト・ブランシェット主演のシェカール・カプール監督作「Elizabeth: The Golden Age」。98年の「エリザベス」の続編的テーマを持ち、英国女王エリザベス1世(ブランシェット)とウォルター・ローリー(クライブ・オーウェン)の恋を描く。
他の主な出品作は、ナオミ・ワッツ主演のデイビッド・クローネンバーグ監督作「Eastern Promises」、キーラ・ナイトレイ主演の歴史劇「Silk」など。