ウッディ・アレン新作に、ワインスタイン・カンパニーが救いの手
2007年6月5日 12:00
ウッディ・アレン の新作映画「Cassandra's Dream」の全米配給権を、ワインスタイン・カンパニーが取得した。昨年全米公開されたアレン監督の前作「Scoop」(スカーレット・ヨハンソン、ヒュー・ジャックマン主演)の全米興行成績が1052万ドル(約12.8億円)と振るわなかったため、各配給会社が二の足を踏む中、かつてミラマックス時代にアレン映画を配給していたハーベイ・ワインスタインが救いの手を差し伸べた格好だ。
この知らせを聞いたアレン監督は、米ハリウッド・レポーター紙の取材に対し、「ハーベイ・ワインスタインこそ、金儲けだけでなく、価値のある映画を配給することに喜びを見い出すことが出来る稀な配給者の1人だ」とコメントした。なお、「Cassandra's Dream」は、ロンドンを舞台に、ユアン・マクレガーとコリン・ファレル演じる兄弟の悲劇を描く物語だとか。今回の配給会社決定により、年内には全米公開されそうだ。
また、今夏スペインのバルセロナで撮影されるスカーレット・ヨハンソン主演の新作コメディがワーキングタイトル通り、「Midnight in Barcelona」に決定。ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルスが出演、英語・スペイン語が話されるドラマになるという。