山田洋次&吉永小百合が34年ぶりタッグ「母べえ」製作記者会見
2007年2月23日 12:00

今年の正月映画「武士の一分」に続く山田洋次監督の80本目となる新作「母(かあ)べえ」が、1月28日よりクランクイン。2月20日、オープンセットで撮影が行われている埼玉・川口のSKIPシティにて製作発表記者会見が開かれ、山田洋次監督、主演の吉永小百合ほか主要キャストが登壇した。
野上照代の原作「父へのレクイエム」を映画化した本作は、戦争の影が忍び寄る昭和15年の東京を舞台に、夫を治安維持法で逮捕された“母べえ”こと野上佳代が、2人の娘のために懸命に生き抜く姿を描くドラマ。「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」以来、34年ぶりに主演の吉永とタッグを組む山田監督は、「母べえ役は吉永さん以外考えられなかった」と、直々に吉永へ出演依頼の手紙をしたためていたことを告白。対する吉永は、「私が演じるには年を重ねすぎていると感じたが、監督から『あの頃のお母さんはみんなくたびれていた』と言われ、くたびれた役なら演じられると思った」とコメントし、会場の笑いを誘った。吉永は、特殊メイクを施して80代後半の晩年の姿にも挑戦するという。
山田監督の「武士の一分」でも共演した坂東三津五郎と檀れいは、敵の立場だった前作と打って変わり兄妹を演じている。坂東が「投獄はされているが、『武士~』のときとは違って今回はいい人の役です(笑)」と話すと、檀も「三津五郎さんと一緒のシーンはないが、この会見の場を使って兄妹愛を育みたい」と答えた。「母べえ」は4月下旬クランクアップ予定。08年新春第2弾ロードショー。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント